ネイリストになるためには資格って必要?現役講師が正直にお答えします
メイリーネイルスクール、南辻です。

「ネイル検定って必要ですか?」
ここ最近、こんな質問をいただくことがめちゃくちゃ増えています。
インスタやスレッヅでも「ネイル検定意味ない」みたいな投稿を見かけた人もいると思います。
「実際のところどうなの?」「検定って意味ないの?」
今回は、ネイリスト歴25年の私が忖度なしでその疑問に正直にお答えしたいと思います!
ネイリストの資格について
美容師になるためには美容師免許が必要です。免許がないと罰せられてしまいますね。
では、ネイリストになりたい場合はどうでしょうか?
ネイリストの検定でもっとも広く知られているのが、JNEC(日本ネイリスト検定試験センター)が主催する「ネイリスト技能検定試験」です。
JNEC公式サイトでも、この検定について「国家資格ではありません」と明記されています。美容師のように国家資格として法律で定められた資格ではなく、民間の検定試験という位置づけです。
つまり、法律上は「検定を持っていないとネイルの仕事ができない」というルールはありません。
では、ネイリストになるためには検定試験は受けなくても良いのでしょうか?次の章で、現実的にどう考えればいいかをお伝えします。
資格を取らずに働くと、現実的にはどうなる?
一年ほど前にスレッヅやインスタで「ネイル検定意味ない」という投稿がバズりました。
一部のインフルエンサー的なネイリストの方が、
「ネイル検定の内容はサロンワークではやらないから意味ないよ」
「検定を取るよりも、時短テクニックやマシーンなどサロンワークで実際にやる技術を習った方がいいよ」
という趣旨だったかと記憶しています。
この投稿がちょっとした炎上を起こしたんですね。
「私もネイル検定検定意味ないと思っていました!」
「チップラップなんかやらないから無駄ですよね」
というような賛成意見と、
「サロンワークでやらない=無駄ということはない」
「プロとしての技術を証明するために検定は必要だ!」
みたいに、ちょっとした論争が起きていました。
私自身は、この論争はどっちが正しいか正しくないか、正解がない不毛な論議だと思っています。
ネイル検定をすでに取った人は、
「検定を取らなくてもネイリストになれたよ!」という経験はできないし、
ネイル検定を取らないでネイリストになった人は、
検定を取ったからこそ得られるメリットを享受する経験は得られません。
「ネイル検定必要じゃなかった!」と思う人って、
検定取得後にネイリストとしてサロンワークを経験してきて思う「結果論」でしかないと私は思っています。
私自身は「最終的にあなたがネイルを学んだあとどうなりたいか?」で、
ネイル検定が必要か必要でないかは変わってくると思っています。
では、どんな人がネイル検定が必要で、どんな人が必要ではないか?書いてみたいと思います!
ネイル検定が必要な理由3つ
ネイル検定が必要な人は、ズバリ「お金をもらって他人に施術をする」人。
・プロネイリストになりたい人
・ネイルサロンで働きたい人
・ネイルサロンを開業したい人
になります!
法律上の義務がないとはいえ、実際にサロンへの就職や自宅サロンの開業を考えると、無資格のままではハードルが高いのが現実です。
必要な理由を3つまとめてみました!
①ネイルサロンでの求人に不可欠だから
ネイルサロンの求人の場合、多くのサロンが「ネイル検定2級以上」を応募条件にしています。
どんなに技術があっても技術が上手下手というのは履歴書や面接だけでは判断が付きづらいため、「検定試験」という分かりやすい基準で採用の判断をしているからです。
②トラブルなく施術をするために必要だから
ネイリストとして施術をするためには、手早くジェルが塗れたりアートが上手ければよいわけではありなく、爪の病気や消毒などの知識が必要です。
ネイル検定の場合は「実技」だけではなく「学科試験」があります。学科試験では、正しい消毒・衛生管理や、感染しやすい爪の病気、道具の消毒方法などが出題されますが、ネイル検定に合格しているということは、学科試験で出題される知識も理解をしている、ということになります。
③お客様に選ばれるネイリストになるために必要だから
「ネイル検定が必要ない」というのは、あくまでもネイリスト側目線の意見だと私は思っています。
では、これがお客様目線だったらどうでしょうか?
お客様はわざわざお金を払ってサロンに行くのだから、できることなら「上手そう」「安心して任せられそう」と思えるサロンを選びたいですよね。
たとえばサロンを探しているときに、「ネイリストはネイル検定○級所持者です」と書かれていたらどうでしょうか。
もちろん、資格を持っているから必ず技術が上手い、というわけではありません。
逆に、資格を持っていなくても技術力の高いネイリストさんはたくさんいると思います。
でも、まだ一度も施術を受けたことがないお客様にとっては、そのネイリストがどのくらいの知識や技術を持っているのかは、ホームページやInstagramを見ただけではなかなかわかりません。
そんなときに検定資格は、
「きちんとネイルを勉強してきた人なんだな」
「一定の技術を身につけるために練習してきた人なんだな」
と感じてもらうための、ひとつの判断材料になります。
特にネイルサロンは、お客様の爪に直接触れる仕事です。
だから私は、ネイリストにとって検定資格は単なる肩書きではなく、お客様に安心して選んでもらうためのひとつの材料だと考えています。
最後に
「検定を取ったらお客様が来る」
「資格さえあれば売れる」
ということではありません。
実際にサロンを続けていくためには、技術だけでなく、接客やカウンセリング、提案力、集客、リピートしていただくためのサロンづくりなど、ほかにも必要なことはたくさんあります。
ただ、これからネイリストを目指すのであれば、
「資格なんて必要ないらしいから取らなくていい」
と最初から選択肢をなくしてしまうのではなく、
お客様から見たときに、自分はどんなネイリストだったら安心して選んでもらえるだろう?
という視点でも考えてみてほしいと思います。
ネイル検定を取得する過程で学ぶことや、何度も練習して身につけた技術は、資格証をもらうことだけがゴールではありません。
その先で、お客様に自信を持って施術を提供するための土台にもなっていく。
私はそう考えています。
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