ジェルネイルを長持ちさせるための日常のコツ|プロが施術で必ずやっていること
メイリーネイルスクール、南辻です。

こんにちは、メイリーネイルスクール代表の南辻ともえです。
今日は、ネイリストとして25年間現場で向き合ってきた「ジェルネイルの長持ちの秘密」をお話ししたいと思います。
ネイルサロンに通っているお客様からよく聞くのが、「先月は3週間ちゃんともったのに、今回はもう1週間で浮いてきた……」という声です。同じサロン・同じデザインなのに、なぜこういうことが起きるのか、気になりますよね?
その答えは、施術の技術と日常のケア、両方にあります。
今回はプロとして私がサロンで必ずやっていること(技術の話)と、お客様が家でできるケア(日常の話)を、両方まとめてご紹介します。

まず結論から言います
ジェルネイルが長持ちするかどうかは、施術時の「プレパレーション(下処理)」と、日常の「使い方・保湿」の組み合わせで決まります。
どちらか片方だけでは不十分。両方そろって初めて、3〜4週間しっかりもつジェルネイルになります。
プロが施術で必ずやっていること
1. プレパレーション(下処理)が9割
ジェルネイルの持ちを決める最大の要因は、塗る前の下処理です。
- 甘皮(キューティクル)の処理:爪の根元にある薄い皮(ルースキューティクル)を丁寧に除去します。ここが残っていると、ジェルが爪に直接のらず、そこから浮きが始まります。
- 爪表面のサンディング:爪表面に微細な傷をつけることで、ジェルの密着力が格段に上がります。やりすぎは爪を薄くするので加減が必要ですが、スキップはNGです。
- 水分・油分の除去:サンディングの後、手の皮脂が爪に残っていると、ジェルが弾いてしまいます。ダストを払ってから、プレプライマー(爪の油分を除去するもの)をしっかり使います。
ここ、地味なんですけど結構大事です。
よく「じゃあ自分でやってみよう」とセルフネイルをはじめる方がいますが、この下処理が一番難しい。見よう見まねでやっても、甘皮の除去が甘かったり、プレプライマーの量が不十分だったりしがちです。プロが丁寧にやるか、適当にやるかで、その後の持ちに1〜2週間以上の差が出ることもあります。
2. エッジ(爪先の先端面)をしっかり塗る
これ、意外と見落とされやすいポイントです。
爪の「先端面(エッジ)」——薄い断面部分のことです——ここにもジェルを塗らないと、そこから剥がれが始まります。
ベースジェル・カラージェル・トップジェル、すべての工程でエッジを塗る。
これを「エッジシール」と呼びます。ベテランのネイリストほど、エッジを丁寧に塗る意識が高いです。試験官として検定を見ていると、エッジの処理が甘い受験者さんが多いんですよ……これは実技試験の採点項目でもあります。
3. 使うジェルの品質
私のサロンでは、一般のネットショップやドラッグストアには流通していない、プロ向けの専門問屋から仕入れたジェルを使っています。
業界関係者以外は入店できない問屋で、サロンワーク用に作られたジェルです。市販品と何が違うか?という話をすると長くなりますが(笑)、密着力・発色・持ちの違いは現場で実感しています。美容師さんがドラッグストアで売ってるカラー剤でお客様のカラーをしないのと同じで、プロのネイリストにはプロ用の材料があります。
お客様が自宅でできること
施術後の「日常の使い方」も、もちに大きく影響します。
1. 水仕事は短時間で、終わったらしっかり乾かす
水はジェルネイルの大敵です。長時間水に浸かっていると、爪が水分を含んで膨張・乾燥で収縮を繰り返し、そこからジェルが浮いてきます。
- 食器洗いや掃除のときはゴム手袋を使う
- 水仕事の後は、爪の周りまでしっかり水気を拭き取る
これだけで持ちが変わります。面倒に感じるかもしれませんが、3〜4週間きれいなままでいられると思えば、やる価値はあります。
2. 爪先を「道具」のように使わない
缶のプルタブを爪で開ける。ガムテープやシールを爪で剥がす。段ボールの封を爪で開ける。
……「あっ、全部やってた」という方、いませんか(笑)
爪先に強い力がかかると、エッジからジェルが剥がれます。缶のプルタブはコインで、段ボールはカッターで。ちょっとした意識が、2〜3週間の長持ちにつながります。
3. キューティクルオイルで毎日保湿
爪の乾燥も、ジェルネイルの浮きの原因になります。
キューティクルオイル(ネイルオイル)を、爪の根元とサイドの皮膚に毎日塗ってください。お風呂上がりや寝る前が習慣にしやすいタイミングです。
「爪の表面に塗るの?」と思われるかもしれませんが、塗るのは爪の根元と周りの皮膚(甘皮・サイドウォール)です。ここが潤っていると爪全体が健康な状態を保ちやすく、ジェルとの密着も長持ちします。
一点注意として、ハンドクリームをたっぷり塗るときは爪先への塗布を控えめに。油分が爪に乗りすぎると、逆にジェルが浮きやすくなることがあります。
4. 普段の生活で気をつけてほしいこと(まとめ)
| やると剥がれやすくなること | 代わりにできること |
|---|---|
| 缶・シール・段ボールを爪で開ける | コイン・カッター・道具を使う |
| 水仕事を素手でする | ゴム手袋を使う |
| 爪先でスマホをタップする | 腹側(指の腹)で操作する |
| 長時間温泉・プールに入る | 入浴後はしっかり乾燥させる |
「なぜ今回はもたなかったのか」の原因を探ってみよう
「いつも同じサロンで同じ人にやってもらっているのに、今月はもちが悪い」ということがあります。
そういうときは、生活習慣の変化を振り返ってみてください。
- 最近、食器洗いや掃除の頻度が増えた?
- 爪先を使う仕事や趣味が増えた?
- キューティクルオイルをサボっていた?
- 乾燥する季節になった?
施術の技術は変わらなくても、生活の変化でもちが変わることはよくあります。
逆に言えば、これらを意識するだけで、同じサロンの施術がさらに長もちするようになる可能性があります。
プロのネイリストとして、一つだけ正直に言わせてください
私がネイリストとして25年現場で仕事をしてきて感じるのは、「なぜ剥がれるのか」の原因を丁寧に伝えてくれるネイリストは、意外と少ないということです。
施術のときに「プレパレーションが大事です」「エッジをしっかり塗っています」と説明してくれるネイリストに当たると、すごく信頼できると思います。「なんとなく来てなんとなく塗ってもらう」よりも、「この工程がもちに影響している」と知ったうえで受けるネイルは、学びがあって楽しいですよ。
私がスクールで教えていることの一つに、「技術の理由をちゃんと説明できるネイリストになること」があります。生徒さんにも、お客様にも。どの工程に何の意味があるかを理解していることが、本当のプロの技術力だと思っています。
よくある質問
Q. ジェルネイルは何日でとれやすいのですか?
施術の質と日常のケア次第ですが、一般的には3〜4週間程度が目安です。プレパレーションをしっかり行い、水仕事や爪先の使い方に気をつければ、それ以上もつこともあります。逆に、爪先への衝撃が多い仕事をされている方や乾燥しやすい方は早まることも。サロンのネイリストに生活環境を伝えておくと、施術で工夫できることがあります。
Q. サロンに行く前日に爪のケアをした方がいいですか?
前日や当日は、爪に油分や水分が多い状態を避けた方が下処理がしやすくなります。施術前の入浴直後よりは、乾燥した状態の方が密着度が上がる場合があります。ただし、サロンで下処理をしっかりやってもらえるのが前提ですので、過剰に準備する必要はありません。
Q. セルフネイルでも長持ちさせることはできますか?
できます。ただし、プレパレーション(甘皮処理・サンディング・油分除去)を丁寧に行うことが前提になります。ここが甘いと、どんなに良いジェルを使っても持ちが悪くなります。初心者の方は、まずプレパレーションの技術から練習するのがおすすめです。
まとめ
ジェルネイルを長持ちさせるポイントをまとめます。
施術側(プロが担う部分)
- プレパレーション(甘皮除去・サンディング・油分除去)を丁寧に
- エッジ(爪先の断面)にもジェルをしっかり塗る
- 品質の良いジェルを使う
日常ケア(お客様が担う部分)
- 水仕事はゴム手袋を使い、後はしっかり乾かす
- 爪先を道具のように使わない
- キューティクルオイルで毎日保湿する
施術技術と日常ケアはセット。どちらも意識することで、ジェルネイルの美しい状態が長続きします。
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