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2026.10.18 ネイルスクール ネイルスクール

ネイリストとして長く働き続けるために大事なこと|現役講師が正直に語ります

メイリーネイルスクール、南辻です。

ネイリストになって最初の数年は、「好きで選んだ仕事だから」という熱量でなんとかなる。

でも——5年、10年と続けていくうちに、ふと気づく瞬間がある。

「あれ、最近あまり楽しくないかも」「なんで自分はネイリストをやっているんだっけ?」

これ、私自身もそう感じた時期があります。ネイリスト歴25年、講師として18年過ごしてきた中で、何度かそういう壁にぶつかりました。そしてスクールの卒業生からも「最近モチベーションが落ちてきた」「周りがどんどん辞めていく。自分はどうすれば…」という声を、本当によく聞きます。

今日は、「長く、気持ちよく働き続けるために本当に大事なこと」を正直にお話しします。


技術は「止まったら、少しずつ下がる」と思っておく

最初に、ちょっと厳しいことを言います。

ネイルの技術は、「維持しよう」と思っているだけでは維持できません。

ネイル業界のトレンドは本当に早い。ジェルだけ見ても、10年前と今では素材も技術も別物になっている部分がたくさんある。ニュアンスネイル、ミラーパウダー、最近ではスキンケア系のトリートメントネイルまで——気がつけば「新しい技術が当たり前」になっていて、勉強を止めた人は少しずつ追い越されていく。

「なんか、最近のネイルよくわからない」と感じ始めたら、それがサイン。

自己投資というと大げさに聞こえますが、年に1〜2回セミナーに参加する、SNSで最新トレンドをチェックする、気になる技術を1つだけ実際に練習してみる——それだけでも全然違います。

私自身、講師として誰かに教えている今も、自分の技術を磨き続けることをやめたことはありません。

……教える側こそ、一番勉強しなければいけない立場だと思っているので(笑)。


モチベーションが落ちる時期は必ず来る。それが正常。

これ、正直に言います。

ネイリストとして「ずっとテンション高く、毎日楽しい!」という状態は続きません。

私も25年の中で、何度か「もうやめようかな」という気持ちになった時期があります。お客様が減った時期。体調を崩した時期。自分がやりたいことと、求められることがどうしても噛み合わなかった時期。

でも——そういう時期を乗り越えてきた人だけが、5年・10年続けられる。

モチベーションが落ちたとき、私がまずやることはシンプルです。「なぜネイリストになろうと思ったか」を思い出すこと。初めてお客様に「かわいい!」と言ってもらえた瞬間。資格を取れた日の達成感。技術コンテストで準優勝したときの、緊張と興奮と嬉しさが混ざった感覚。そういう「最初の感情」を引っ張り出す。

それと——同じ悩みを持つ仲間と話すこと。

ネイリストは一人で施術することが多い仕事なので、孤独を感じやすい。「みんなどうしているんだろう」「自分だけこんなに悩んでいるのかな」と思ってしまいがちです。でも同業者と話すと、「そうそう、私もそれ!」ということが必ずある。

コミュニティや勉強会への参加が、モチベーション回復の近道になることはよくあります。


体のこと、手のこと、目のこと

長く働き続けるために、技術やメンタルと同じくらい大切なのが「体のケア」です。

ネイリストは職業的に、

  • 前かがみの姿勢が続く → 腰・肩・首に負担がかかりやすい
  • 細かい作業を繰り返す → 手首・指先が疲れやすい
  • 近距離で目を使い続ける → 目の疲れが蓄積しやすい

これ、笑い話じゃなくて、本当に身体的なダメージがじわじわ来ます。

私、老眼鏡のデビューが同年代の友人よりかなり早かったですから(笑)。

定期的にストレッチをする、セルフでハンドトリートメントをする、椅子の高さを自分に合わせる——そういう地味なことを続けられるかどうかが、10年・20年後の自分に直結しています。

「体が限界になってからやめる」より、「体をケアしながら長く続ける」を選んでほしいと思っています。


「成長していること」を自分で確認する習慣を持つ

見落とされがちなことをもう一つ。

ネイリストとして続けていると、「当たり前にできること」がどんどん増えていきます。最初は手が震えながら塗っていたカラーリングが、今は自然に、きれいに仕上げられる。最初は30分かかっていたジェルオフが、気づけば15分で終わるようになっていた。

でも——慣れると、成長に気づきにくくなる。

「私、全然うまくなっていないな」と思ってしまうことはありませんか?

スクールで教えていると、これがよくわかります。生徒さんが自分の成長に気づいていないことが本当に多い。「先生、私これ全然できていないですよね……」と言いながら、3か月前と比べると見違えるほど上手になっている、なんてのは日常茶飯事です。

自分の過去の作品を見返す。初めてのアートの写真と今のものを並べてみる。そういう「見える化」が、「あ、ちゃんと成長しているじゃないか」という自信につながります。

自信は、モチベーションの源です。


「なぜネイリストになったか」に定期的に戻る

これは、私が個人的にずっと大切にしていることです。

就職してサロンで働き始めると、どうしても「こなす」感覚になってくる時期が来る。お客様をこなす、施術をこなす、売上目標をこなす。

その状態が続くと、ある日ふと「私、何のためにネイリストをやっているんだっけ?」という感覚になる。

そういうとき——「最初になぜこの仕事を選んだか」に戻ることが、私の場合は効いてきました。

誰かのネイルを見て感動した瞬間。資格取得のために夜遅くまで練習した日々。お客様が笑顔で帰っていくときに感じた達成感。初めて「先生に教わってよかった」と言ってもらえたとき。

それが「軸」になる。トレンドが変わっても、収入が増えても減っても、揺れない芯のようなもの。

定期的に「そもそも、なんでネイリストなのか」を自分に問いかけてみてください。答えが見つかれば、それが続けるためのエネルギーになります。


「誰かに教える」経験が、自分をもう一段成長させる

私が講師になったきっかけの一つは、「教えることで自分がもっと上手くなれると思った」からでした。

実際、その通りでした。

誰かに説明しようとすると、「なぜそうするのか」を言語化しなければならない。言語化できないことは、実は自分もまだわかっていなかったということ。「教えようとして、初めてちゃんと理解できた」という経験が、私のキャリアの中にたくさんあります。

スクールの先生になることが目標でなくても、友人にセルフネイルを教えてあげる、お客様に自宅でのケア方法を丁寧に説明する——そういう「誰かに伝える」経験が、自分の技術への理解を深めてくれます。


関連記事:「なった後」の話をまとめた3本

この記事は、「ネイリストになった後」を考える3本の記事のうちの一つです。

合わせて読んでいただくと、「仕事としてのネイリスト」の全体像がつかみやすくなります。


よくある質問

Q. ネイリストとして働き続けるために、まず何をすればいい?

まずは「体のケア」と「トレンドへのアンテナ」の2つを意識してみてください。忙しくなると後回しにしがちですが、どちらも長く続けるための基盤になります。一人でがんばりすぎず、信頼できる講師や仲間に相談できる環境を持つことも大切です。

Q. モチベーションが落ちたとき、どうしたらいい?

「なぜネイリストになろうと思ったか」という原点に戻ることと、同業者との交流がおすすめです。一人で悩まずに、信頼できる講師や仲間に話を聞いてもらうだけで楽になることがあります。

Q. スキルアップのために、どんな勉強をすればいい?

年に1〜2回のセミナー参加、SNSでのトレンドチェック、気になる技術を1つ練習してみる——できることから続けることが大切です。完璧にやろうとしなくていい。少しずつでも更新し続けることが、長く第一線で働くコツです。


まとめ:続けることは、それ自体がすごいこと

ネイリストを長く続けることは、簡単ではありません。

体に負担がかかる仕事だし、トレンドは変わり続けるし、時にはメンタルも削られる。

それでも続けている人たちは、何度もそういう壁を乗り越えてきた人たちです。

「まだ続けられている」ということ自体、すごいこと。

私がスクールで大切にしているのは、資格取得という「入口」だけでなく、卒業した後も長く活躍してほしいという気持ちです。行き詰まったとき、迷ったとき、気軽に相談できる場所でいたいと思っています。

「最近ちょっと迷っているな」「キャリアについて誰かに話を聞いてほしい」という方は、ぜひ一度メイリーネイルスクールにご相談ください。

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