ジェル検定とネイリスト検定、何が違う?両方必要なの?
メイリーネイルスクール、南辻です。

「ネイルの資格を取りたいな」と調べ始めると、必ずぶつかる壁があります。
「ネイリスト検定」と「ジェル検定」、2種類出てきた。何が違うの?両方取らなきゃいけないの?
これ、本当によく聞かれます。
スクールの説明会でも、問い合わせでも、毎回のように出てくる質問です。
「なんか2つあって混乱してる……」という状態、当然です。わかりにくいですよね。
今日は、この2つの違いをできるだけわかりやすく整理します。
先に結論を言います
ネイリスト検定(JNEC)は「ネイル全般」の資格、ジェル検定(JNA)は「ジェルネイル専門」の資格です。
現在のサロンで働くことや、将来の開業を目指すなら、多くの場合両方必要になります。
ただし、「全部一気に取らなきゃいけない」というわけではありません。
目的別に「どの組み合わせで取るか」が変わってきます。そこを詳しく説明しますね。
まず、それぞれの検定を運営しているのは別の団体です
これが混乱の一番の原因だと思っています。
ネイリスト技能検定試験を運営しているのは、JNEC(日本ネイリスト検定試験センター)。
ジェルネイル技能検定試験を運営しているのは、JNA(日本ネイリスト協会)。
別の団体が、別の目的で作った資格なんです。
だから「統一してよ……」と思う気持ちはわかるんですが(笑)、それぞれに意味があってできているんですね。
ネイリスト検定(JNEC)が問うのは「ネイル全般の技術」
JNECのネイリスト技能検定は、ネイルの基礎技術全般——ネイルケア(爪の形を整える・甘皮処理)、ポリッシュ(いわゆるマニキュア)を使ったカラーリング、ネイルアート——をきちんとできるかを確認する試験です。
3級から始まり、2級、1級と段階があります。
| 級 | 目安 | 開催回数 |
|---|---|---|
| 3級 | ネイルの基礎技術・知識 | 年4回 |
| 2級 | サロン就職を見据えたレベル | 年4回 |
| 1級 | サロン開業・プロのトップレベル | 年4回 |
ポイントは、ポリッシュ(マニキュア)を使った実技が主体だということです。
ジェル検定(JNA)が問うのは「ジェルネイル専門の技術」
JNAのジェルネイル技能検定は、名前の通りジェルネイルに特化した資格です。
ジェルを使ったワンカラー、グラデーション、アート、そしてジェルオフ(外す技術)——ジェルネイルならではの技術と知識を問います。
こちらも初級・中級・上級と3段階あります。
| 級 | 目安 | 開催回数 |
|---|---|---|
| 初級 | ジェルネイルの基礎技術・知識 | 年2回 |
| 中級 | サロン就職を見据えたレベル | 年2回 |
| 上級 | サロン開業・プロのトップレベル | 年2回 |
ジェル検定は年2回しかありません。ここ、スケジューリングのときに意外と見落とされるので注意してください。
なんで2種類あるの?ジェルだけじゃダメなの?
「今どきのネイルってほぼジェルだよね?だったらジェル検定だけ取ればいいんじゃない?」
——この発想、わかります。
でも、現場の人間として正直に言うと、そう単純ではないんです。
ジェルネイルは確かに今のサロンワークの主流です。わたし自身、ネイリストとして25年この仕事をしていますが、確かに昔に比べてジェルネイルの割合はずっと増えた。
ただ——ネイルケアの技術(爪の形を整える、甘皮を処理する)は、ジェルであっても、マニキュアであっても、変わらず必要な基礎技術なんです。
JNEC検定が問う「ネイルケアの精度」は、ジェルネイルの仕上がりにも直結します。
「ジェルを塗れる」と「ネイリストとして働ける」は、実は別の話です。
それに、就職先のサロンが「うちはネイリスト検定2級以上の方を採用しています」という方針を持っていることも多い。両方を取っていた方が、選択肢が広がります。
目的別に「どの組み合わせで取ればいいか」
よく聞かれるのでまとめます。
① 自分でジェルネイルを楽しみたい(趣味・セルフネイル)
就職も開業もしないなら、必ずしも両方必要ではありません。
ジェル検定の初級、またはネイリスト検定の3級、どちらか1つから始めて、自分のペースで学ぶのもひとつの選択肢です。
② ネイルサロンへ就職したい
サロン就職を目指すなら、一般的な目安として——
- ネイリスト技能検定2級(JNEC)
- ジェルネイル技能検定中級(JNA)
この2つがセットで求められるケースが多いです。
「片方だけで十分か」と聞かれると、採用する側(わたし自身も採用側に立ったことがあります)としては、両方持っている方が「ちゃんとした基礎技術がある」という安心感が違います。
詳しくはネイルサロンへ就職するには何級が必要?の記事もあわせて読んでみてください。
③ 自宅サロンを開業したい
開業を目指すなら、目指すレベルとしては——
- ネイリスト技能検定1級(JNEC)
- ジェルネイル技能検定上級(JNA)
このセットが理想です。
わたし自身も1級と上級の両方を持っています。正直、取得するまでの道のりは長い(笑)。でも、「自分がサロンを開く」ということは、全ての技術の責任を自分で持つということです。最高レベルの資格を目指すのはその覚悟の証でもある、とわたしは思っています。
「最短1年半で全部取れる」という話について
全ての級(JNEC 3級→2級→1級、JNA 初級→中級→上級)を取得した場合の目安として、最短1年半という数字があります。
これはあくまで最短ラインで、個人差がかなりあります。
ただ、「一生かかる」資格ではないということは伝えておきたいです。
スクールでしっかり学べば、1〜2年の間に必要な資格をそろえてキャリアをスタートすることは、十分に現実的です。
まずはどちらから取ればいいの?
実はこれ、スクールによって方針が分かれるところです。
うちのスクールのネイリスト養成コースでは、最初の目標としてネイリスト技能検定3級とジェルネイル技能検定初級のセット取得を設定しています。約6ヶ月のカリキュラムで、両方を同時に目指す形です。
なぜ両方セットにしているかというと、3級で学ぶ「ネイルケア・カラーリングの基礎」と、初級で学ぶ「ジェルの基礎」は実は技術的に補い合っているからです。どちらか一方だけ先に取っても、もう一方を学ぶときに「あ、あのとき学んだことがここにつながるんだ」という体験ができにくい。
「ネイリストとして一人立ちするまでの土台」を同時に作れるのが、セットで学ぶことの一番の利点だと感じています。
よくある質問
Q. ネイリスト検定とジェル検定、どちらが難しいですか?
それぞれの段階(3級と初級、2級と中級……)で比べると、一概にどちらが難しいとは言えません。求められる技術の種類が違うので単純比較が難しいんです。ただ、どちらも上の級になるほど求められる精度が一気に上がります。特にJNECネイリスト技能検定1級とJNAジェルネイル技能検定上級は、プロでも「試験のためにかなり練習が必要」と感じるレベルです。
Q. 両方の受験料は別々にかかりますか?
はい、JNECとJNAは別団体ですので、受験料はそれぞれ別にかかります。また試験日程・申込期間も別々です。スケジュールの立て方は、スクールの説明会で一緒に整理しましょう。
Q. 独学で両方取ることはできますか?
3級・初級あたりは独学で合格している方もいます。ただ、2級・中級以上になってくると「自分の手元では気づかない癖」が出てきやすくなります。特にジェルの仕上げの精度(厚みのバランス、Cカーブ、表面のムラ)は、自分では気づきにくい。プロに見てもらえる環境があると、詰まったまま時間だけが過ぎる、という状況を防ぎやすいです。
Q. 両方の検定について、詳しい級の違いを知りたい
こちらの記事で整理しています。
まとめ
- ネイリスト検定(JNEC) = ネイル全般の技術・知識を問う資格(3段階)
- ジェル検定(JNA) = ジェルネイルに特化した資格(3段階)
- 現在のサロン就職・開業を目指すなら、両方を段階的に取得するのが現実的
- まずは「どのレベルまで取るか」「いつまでに取るか」を目標から逆算して考えることが大事
「自分の場合は何から取ればいい?」という疑問が残っている方は、ぜひスクールの個別説明会でご相談ください。
目的(就職・開業・趣味)によって必要な資格と順番が変わります。一緒に整理します。
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メイリーネイルスクールではスクールの個別説明会を開催しています。
個別相談では、自分に合った通い方や学び方、受験時期、週何回・何時間通うか、練習時間などをプランニングします。
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サロン見学も可能です。個別説明会はマンツーマン対応で、お一人お一人の悩みや夢に合わせて対応します。
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